チャペック、アンタークティックコレクションに2つの新たな限定モデルを発表~「アンタークティックフローズン・メテオ」&「アンタークティックS フローズン・メテオ」

チャペックは、アンタークティックコレクションに2つの新たな限定モデルを発表します。40.5mmケース、38本限定の「アンタークティックフローズン・メテオ」と、38.5mmケース、25本限定の「アンタークティックS フローズン・メテオ」です。いずれも、ライトデニムブルーに彩られたギベオン隕石製ダイヤルを備え、ステンレススティール製ケースと新世代のV2一体型ブレスレットを組み合わせています。

2024年に発表された「アンタークティックグリーン・メテオ」は、時計愛好家たちにメテオライトをダイヤル素材として用いることの特別な魅力を示しました。宇宙空間で溶融した鉄ニッケル合金が数百万年という時をかけて冷却されることで生まれるウィドマンシュテッテン構造は、手作業でも機械でも再現することのできない、無限の奥行きを感じさせる視覚効果を生み出します。

新作「フローズン・メテオ」は、この探求をさらに押し進めるものです。フォレストグリーンの温かみから一転し、よりクールで、より禁欲的な色調へ。ローデニム、黄昏時の極地の氷、そして冬空のメタリックグレーを思わせるブルーが、ダイヤルに静かな緊張感を与えています。

「フローズン・メテオ」および「アンタークティックS フローズン・メテオ」のダイヤルは、ローザンヌ近郊に拠点を置くGT Cadransによって製作されます。素材となるのは、現在のナミビアに先史時代に落下したとされるギベオン隕石のスライスです。これはオクタヘドライトに分類される鉄ニッケル隕石で、その年代はおよそ6億年前と推定されています。

各ディスクは、着色を施す前に、ウィドマンシュテッテン構造の幾何学的なラインを最大限に引き出すため、酸洗いと手作業によるポリッシュが行われます。そのラインの角度は、原石をどの面で切り出すかによって決まるため、すべてのスライスで異なります。

「フローズン・メテオ」では、メテオライト本来のシルバーグレーの表面に、ライトブルーのラッカーを幾層にも重ね、精密にポリッシュすることで、光の角度に応じて表情を変える仕上げを実現しました。このブルーが持つデニムのような質感は、意図的に選ばれたものです。チャペックの「コズミックブルー」ほど鮮やかではなく、「アクアブルー」よりも冷ややか。その色調は、ステンレススティールケースのブラッシュ仕上げと自然に呼応し、全体に高い一体感をもたらしています。

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アンタークティックを象徴するファセットを施した台形インデックスとソード型の針は、その特徴的なシンプルさを保ち、メテオライトの結晶構造そのものがダイヤルの主役となるよう設計されています。

ウィドマンシュテッテン構造は、反復可能な製造工程ではなく、自然の結晶形成によって生まれるものです。そのため、同じ模様を持つダイヤルは二つとして存在しません。40.5mmモデルの38本、そしてアンタークティックSの25本、そのすべてが真に唯一無二のダイヤルを備えています。

「フローズン・メテオ」には、アンタークティック用一体型ステンレススティールブレスレットの新世代となるV2ブレスレットが採用されています。このブレスレットは、スイスのSTL SwissおよびRD Manufactureによって製造されています。両社はいずれもブレスレット製造におけるスペシャリストであり、チャペックがアンタークティックコレクションに求める幾何学的な精度と仕上げの一貫性を実現するために欠かせない存在です。ハイブランド文字盤や特定の特殊部品と同様に、ブレスレットの製造には、特殊な工業プロセスや工具が必要となります。これらは現時点では、ムーブメント製造とケース製造を中心とするラ・ショー・ド・フォンのマニュファクチュールの範囲外にあります。ここにも、エタブリサージュの考え方が息づいています。すなわち、スイス最高峰のスペシャリストと協業することで、独立性と品質の双方を確保するという姿勢です。

V2ブレスレットは、デザインの刷新を目的としたものではありません。C字型のポリッシュ仕上げセンターリンクと、ブラッシュ仕上げの外側リンクから成るアンタークティックブレスレットのデザイン言語は、そのまま受け継がれています。変わったのは、その実行精度です。製造工程全体において加工公差をより厳密に管理することで、リンクごとの一貫性が高まり、エッジや角度の切り替わりはよりシャープに、そして腕元での感触はより堅牢で明確なものになりました。また、各部品間の遊びも低減されています。
さらに、ブレスレット裏側の一部の面は、ブラッシュ仕上げからサテン仕上げへと改良されました。これは、意図された幾何学的造形をより忠実に保ち、時計全体の視覚的な解像度を高めるためのディテールです。ブレスレットは現在、完全に分解可能となっており、アフターサービス時の再仕上げやメンテナンスも大幅に容易になりました。

クラスプも完全に再設計され、新世代ブレスレットと同じスイスのサプライヤーによって製造されています。V2のクイックチェンジシステムは、従来の回転式ロック機構に代わり、親指で直接操作できる人間工学に基づいたプッシュボタン式リリースを採用。工具を使わずに操作することができます。このシステムは、すでに現行のアンタークティックS、ステンレススティールモデル、チタニウムモデルに順次導入され始めています。V1ブレスレットを所有し、新システムのメリットを希望するオーナーは、チャペック正規サービスネットワークを通じて、V2システムを備えた新しいブレスレットを特別な「オーナー価格」で購入することができます。

自社製キャリバーSXH5
サファイアクリスタル製ケースバック越しに鑑賞できる両モデルの心臓部には、キャリバーSXH5が搭載されています。これは、2020年にアンタークティックコレクションとともに発表された、チャペックが初めて完全自社開発したムーブメントであり、現在もこのコレクションを象徴する感情的、そして技術的なシグネチャーです。直径30mm、厚さ4.2mmのこのムーブメントは、28石、193個の部品で構成されています。4Hz、すなわち毎時28,800振動で駆動し、スイスレバー・エスケープメントには、4つのゴールド製慣性ウエイトによって調整される可変慣性テンプを備えています。シングルバレルにより、8.8Nmmのトルクで約60時間のパワーリザーブを実現します。オフセンターに配置されたマイクロローターは、100%リサイクルされた950プラチナ製で、両方向巻き上げに対応。プラチナの高い密度により、きわめてコンパクトな設計の中で最適な慣性を確保しています。

時代を超えて愛される1本。セイコー プレザージュ「クラシックシリーズ」より創業145周年記念モデルを深掘り

セイコーは創業145周年を記念し、セイコー プレザージュから「クラシックシリーズ セイコー創業145周年記念 限定モデル」を発表した。「真っ白な絹の美しさ」をテーマとした“白練(しろねり)”の文字盤に、「セイコー・ブルー」の針とインデックスが組み合わされたモデルだ。そんな本作を、時計ライターの佐藤しんいちが深掘り。ケースサイズやシンプルな文字盤から、クラシカルな魅力にあふれるモデルとなっており、初めての1本としてもおすすめできる完成度の高さであった。

現在のセイコーの起源は1881年の服部時計店の創業にさかのぼる。創業者の服部金太郎の精神であった「常に時代の一歩先を行く」という信条の下、1913年には国産初の腕時計を完成させた。そして1964年に国産初の機械式クロノグラフウォッチを、1965年に国産初のダイバーズウォッチを、1969年に世界初となる量産型クォーツウォッチを世に送り出す等、画期的な技術・製品によって時計業界で高いプレゼンスを示した1960年代、現在でも同社のロゴやさまざまなモデルに採用される「セイコー・ブルー」を制定した。そんなセイコーは2026年、創業145周年を迎える。この記念すべき年と、セイコー・ブルーが今回深掘りするセイコー プレザージュ「クラシックシリーズ セイコー創業145周年記念 限定モデル」のキーワードだ。

創業145周年を祝い、セイコー・ブルーを取り入れた記念モデルのRef.HCC004J。本作の文字盤のテーマは「真っ白な絹の美しさ」だ。文字盤色は、絹糸を精練することで生まれる混じりけのない白を意味する“白練(しろねり)”である。白練は色で染める前の白であることから、“新たな門出”や“はじまり”に通じ、時計コピーGEKIYASUKOPI本作についてセイコーは、「身に着ける人の挑戦をそっと後押しする1本」と説明している。

 また、文字盤には放射状の型打ちが施されている。この型打ちは、放射状の装飾というとよく目にするであろうサンレイブラッシュ仕上げと比較して、凸部の高さが高くて立体的であることに加えて凸部のサイズがランダムとなっている。均一で整った仕上げとは趣の異なった、有機的なデザインが印象的であった。

 ここに組み合わされるのが、セイコー・ブルーから着想を得たブルーの時分秒針、インデックスである。このブルーは、彩度が高くてくっきりとしつつ、明るすぎなくて落ち着きがある。細部に注目して見ると、分針と秒針は文字盤縁までしっかりと届いており、その先端は文字盤側に軽く曲げられているのが分かる。これは、針先端を文字盤に近づけて視認性を向上させつつ、同様の曲げが施されていたヴィンテージウォッチの持つクラシカルなテイストを取り込むワンポイントとなっている。

本作を見て「小さい」と感じる方もいるかもしれないが、実際にフィッティングしてみると、かつての標準サイズであっただけあり、「しっくりくる」と感じる方も多いはずだ。ヴィンテージウォッチに慣れ親しんだ筆者は好印象であった。コントラストの高い文字盤は視認性が高くて不満がない。蓄光塗料などを持たないため暗所での視認性は低いが、多くのドレスウォッチでも同様なため、ここは割り切りたいところだ。

 今回はトラッドスタイルの厚手のオックスフォードシャツと組み合わせた。シンプルなデザインであるので、ブロードシャツやシャンブレーシャツ、ニット類など何にでも合わせやすい。また、コンパクトであるため、袖への収まりも良い。

Kis-My-Ft2の玉森裕太らを起用したカルティエ「クラッシュ ドゥ カルティエ」ビジュアルシリーズが公開

カルティエが、玉森裕太、石井杏奈、穂志もえか、HANAのJISOOとMOMOKA、リリー・フランキーを起用した、ジュエリーコレクション「クラッシュ ドゥ カルティエ」をテーマとしたビジュアルシリーズを公開した。クラッシュ ドゥ カルティエは、トライアングル、スクエア、スフィア(球体)といった幾何学的フォルムの衝突と調和がテーマのコレクションだ。硬質で彫刻的なシルエットと、エッジの効いたデザイン、そこからは予想外の滑らかな手触り、しなやかに動く構造といった、相反する要素の融合が魅力となっている。

カルティエ時計コピーは、相反する要素を融合させたジュエリーコレクション「クラッシュ ドゥ カルティエ」をテーマに、コレクションのもつ精神性を表現したビジュアルシリーズを公開した。このビジュアルシリーズに登場するのは、Kis-My-Ft2の玉森裕太、ダンサーや俳優として活動する石井杏奈、俳優の穂志もえか、HANAのJISOOとMOMOKA、俳優や文筆家などマルチに活躍するリリー・フランキーの5組だ。

 クラッシュ ドゥ カルティエは、トライアングル、スクエア、スフィア(球体)といった幾何学的フォルムの衝突と調和がテーマのコレクションだ。硬質で彫刻的なシルエットと、エッジの効いたデザイン、そこからは予想外の滑らかな手触り、しなやかに動く構造といった、相反する要素の融合が魅力となっている。

今般発表されたクラッシュ ドゥ カルティエのビジュアルシリーズでは、ジュエリーをまとった5組が“PASSION”、“PRESSURE”、“TIME”、“AURA”、“THE END”という5つの異なるストーリーを通し、相反するふたつの間で揺れ動く、選択の瞬間を個性豊かに描き出している。

 また、同時に公開されるスペシャルコンテンツの「THE CLASH TEST(https://cartierclashtests.jp/)」は、5組が登場する5つのシーンをモンタージュしたものとなっており、それぞれのシーンでは、直感的な選択の中に自分自身の内なる本質を見出す体験が表現されている。

ミューレ・グラスヒュッテが、ドレッシーな「テイトニア II リングデイト」を発表

ドイツ・グラスヒュッテの時計ブランドであるミューレ・グラスヒュッテは、2026年で腕時計製造の30周年を迎えた。これを記念するタイムピースのひとつとして、「Teutonia II Ring Date(テイトニア II リングデイト)」が発表された。サンレイ仕上げのグレーブルーダイアルと、その中央に配されたリング型の日付表示を特徴とするドレスウォッチである。

本モデルは、ドレッシーな佇まいにまとめられた一方で、機能性を主軸に置いたダイアルデザインが採用されている。トピックは、アプライドインデックスの内周に配されたリング型の日付表示機能だ。段差の付いたリングには、1〜31日までのスケールが1日飛ばしで記されており、開口部からのぞくホワイトマーカーによって日付が示される仕様となっている。この設計により、ミニマルな表情でありながら、素早く日付を読み取ることができる。

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ステンレススティール製のケースは、柔らかくカーブするラグを備えており、10.7mmという薄さも相まって、エレガントな印象を与える。表面仕上げは、前面がポリッシュ、サイドがサテンで仕上げられ、メリハリの効いた外観が演出された。また、このケースには10気圧防水が備わっており、日常使いにおける優れた実用性も確保している。

ムーブメントには、セリタSW 200-1をベースに、ミューレ仕様へカスタマイズしたものを搭載する。約41時間のパワーリザーブを備えており、独自の耐衝撃ウッドペッカーネック微調整機構によって、高精度かつ安定した計時を可能としている。

ジェラルド・ジェンタ、日常使いに向けたミニマルな新作「ジュネーブ タイム オンリー」を発表

ジェラルド・ジェンタは、「ジュネーブ」コレクションより、ミニマルな2針表示の「ジュネーブ タイム オンリー」を発売した。スーパーコピー新作は、ジェラルド・ジェンタが考案したクッション型ケースを継承しつつ、コンパクトな38mm径を採用することで、日常使いを意識したタイムピースに仕上げられている。ラインナップは、ケースに18Kローズゴールドを用いた「マローネ」と、18Kホワイトゴールドを採用した「グラファイト」の2モデルが展開される。

本作は、1970年代にジェラルド・ジェンタが考案した、ゴドロン装飾を持つクッション型ケースを引き継ぎつつ、コンパクトかつ柔らかなシェイプに再設計したタイムピースである。
 デザインは、ルイ・ヴィトンのアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」に属する、アーティスティック・ディレクターのマシュー・エジが担当。コレクションの第1作目にあたる、「ジュネーブ ミニッツリピーター」のデザインコードを引き継ぎつつ、時分表示のみに機能を絞り込み、直径38mm、厚さ8.15mmという、取り回しの良いプロポーションを実現している。バリエーションは、「マローネ」と「グラファイト」の2種が展開される。前者の「マローネ」は、18Kローズゴールドをケースと針に採用した、温かみのある佇まいのモデルだ。グレイン仕上げを施した真鍮製のダイアルには、スモーク加工によってブラウンカラーのグラデーションが描かれており、同系色のレザーストラップも相まって、時計全体にクラシカルなエレガンスを漂わせている。

一方の「グラファイト」は、ホワイトゴールドケースに、シルバー調のグレイン仕上げを施した真鍮製ダイアルを組み合わせたモデルだ。前述のマローネと対照的に、シャープな印象を与える外観を特徴とし、丸みを帯びたローズゴールド製の針とインデックスによって、表情にアクセントが添えられている。

 いずれのモデルも、「ゼニス エリート」をベースに自社製ローターを追加するなど、再設計を施したCal.GG-005Pを搭載する。パワーリザーブは、約50時間が確保されている。また、トランスパレントバックからは、その精緻な構造や丹念に施された仕上げを見ることができる。

チャペックより、新作「フォーブル・ド・クラコヴィ『クロスロード』ヴィクトリー・グリーン クロノグラフ」が発表された。

チャペックより、新作「フォーブル・ド・クラコヴィ『クロスロード』ヴィクトリー・グリーン クロノグラフ」が発表された。本作は、ヴィクトリー・グリーンのダイアルと、ハイビート自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載した世界限定18本の稀少モデルである。

チャペックより、世界限定18本のみの新作モデル「フォーブル・ド・クラコヴィ『クロスロード』ヴィクトリー・グリーン クロノグラフ」が発表された。ダイアルメーカーのメタレムが手掛けた上品かつスポーティーなヴィクトリー・グリーンダイアルには、スポーツカーのタイヤプロファイルを想起させるダブルソレイユパターンのギヨシェ装飾が施され、立体感と奥行きを作り出している。

本作はクロノグラフを搭載しており、3時位置のインダイアルが30分積算計、9時位置のインダイアルが12時間積算計として機能する。6時位置にはスモールセコンドとデイト表示が配され、一見してツーカウンターのようなクラシカルなデザインながら、機能性は十分だ。ダイアルの外周にはホワイトのミニッツトラックとブラックのタキメータースケールが与えられ、ダイアルを引き締めている。インダイアルは、外周にダイヤモンドポリッシュ、中央にサーキュラーアジュール仕上げを施すことで、存在感と視認性を高めている。
 直径41.5mmのケースは、ステンレススティール製。ロレックス コピーグラス・ボックス型のサファイアクリスタルや、ケースラインに調和したリュウズとプッシュボタンなど、一体感のあるデザインが特徴だ。日常生活で十分な5気圧防水を備えている。

ムーブメントは、自動巻きクロノグラフのCal.SXH3を搭載。コラムホイールと垂直クラッチによって制御されるクロノグラフ機構は、毎秒10振動のハイビートによって精密な計測が可能だ。22Kゴールド製のローターや、職人の手による仕上げをシースルーバックから鑑賞することができる。

https://www.kjclub.com/jp/forum/travel/view/id/555

オーデマ ピゲが歴史的タイムピース「グロス ピエス」をサザビーズオークションで取得

オーデマ ピゲは、2025年12月8日に、同社の歴史において極めて重要なタイムピースで、「グロス ピエス」と呼ばれる「S.スミス&サン アストロノミカル ウォッチ」を、サザビーズオークションで取得した。1921年に完成したグロス ピエスは、19種類の機能を搭載する複雑さと、最も包括的な天文時計という特徴、そしてオーデマ ピゲにとって星座盤を搭載した初期の作品のひとつであるという歴史を持つ懐中時計だ。今回の出来事は、100年以上にわたって一般には公開されてこなかった歴史的な作品が、ブランド創業150周年という節目の年にスイスのル・ブラッシュへと戻ってくることを意味し、時計製作の遺産とオートオルロジュリーの芸術を守り続けるという同社の使命を象徴する出来事と言える。

オーデマ ピゲは、同社の歴史において極めて重要なタイムピースのひとつとされる「S.スミス&サン アストロノミカル ウォッチ」、通称「グロス ピエス」をオークションで落札した。1921年に完成して顧客に納品された後、1990年代まで一般公開されることなく秘蔵されていた本作が、オーデマ ピゲ創業150周年の節目となる2025年にオーデマ ピゲの元へ帰還したことは、時計製作の遺産とオートオルロジュリーの芸術を守り続けるという同社の使命を象徴する出来事である。
「グロス ピエス」は、イギリス・ロンドンの時計店のS.スミス&サンからの依頼を受け、1914年にプロジェクト始動、7年後の1921年に完成した天文懐中時計である。文字盤には、時分秒表示と、永久カレンダー、クロノグラフ機能、ムーンフェイズ表示に加え、地球から見た恒星の位置が同じ場所に戻るまでの時間を基準とする恒星時と、太陽が南中する時間と“12時(正午)”との差を意味する均時差が表示される。さらに、ミニッツリピーター、グランドソヌリ、プチソヌリ、そして、オーデマ ピゲの懐中時計では当時唯一のトゥールビヨンを備えている。

最大の特徴は、ロンドンの空を基準として、315個の星を描いた星座盤である。恒星時と均時差との組み合わせにより、専門的な天体観測を補助する最も包括的な天文時計が本作であり、オーデマ ピゲにとっては星座盤を搭載した初期の作品のひとつである。
 19種類の機能を搭載するグロス ピエスは、1899年の伝説的な「ユニヴェルセル」と並び、オーデマ ピゲ史上最も複雑な懐中時計である。ユニヴェルセルと同様、スイス・ジュウ渓谷のエタブリサージュ(分業)システムの生き証人であり、専門職人たちが集結し、20世紀初頭に最も複雑なタイムピースを生み出した歴史を今に伝える重要なアイコンである。

この貴重なタイムピースは1921年にS.スミス&サンへ納品されたのち、グロス ピエスは長きにわたって公の場から姿を消し、設計時の検討資料やアーカイブ資料、限られた写真によってのみ知られる存在となっていた。その後、この懐中時計は名高い「オルムステッド コンプリケーションズ コレクション」に収蔵され、厳重な管理のもと、限られた人のみが鑑賞できる“秘蔵の一本”として扱われてきた。

 状況が大きく変わったのは12月8日である。ニューヨークで開催されたサザビーズ「インポータント ウォッチ オークション」に、オルムステッド・コンプリケーションズ・コレクションの一部としてグロス ピエスは出品されたのだ。

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 オーデマ ピゲはこれを受け、時計製作の遺産とオートオルロジュリーの芸術を守り続けるという同社の使命のもとでこれを取得。故郷であるル・ブラッシュへの帰還が実現した。

 オーデマピゲ コピーは、この歴史的なタイムピースを単にコレクションとして保護するだけでなく、世界中の愛好家と共有する計画も明らかにしている。グロス ピエスは今後数年にわたりワールドツアーを行い、各地のオーデマ ピゲハウスやイベント会場で公開される予定である。

 その後、同社のミュージアムであるル・ブラッシュの「ミュゼ アトリエ オーデマ ピゲ」に展示され、ブランドの複雑機構史を語るキーピースとして、継続的に一般公開される。

時計師ロジェ・デュブイにオマージュを捧げる「オマージュ ラ プラシード」が登場

ロジェ・デュブイが、自身のキャリアに影響をもたらした時計職人にオマージュを捧げる「オマージュ」コレクション。そのラインナップに、創業30周年を記念した新作「オマージュ ラ プラシード」が加わった。本作は時計職人ロジェ・デュブイ自身へのトリビュート作品であり、ふたつのレトログラード機構を搭載したパーペチュアルカレンダーウォッチだ。パーペチュアルカレンダーとバイレトログラードは、ロジェ・デュブイが好んだ機構であり、モデル名に含まれる「ラ プラシード」は、ロジェ・デュブイの愛称「Placide」(穏やかな人)に由来している。

ダイアルの3時位置にはレトログラード式の日付表示、9時位置に同じくレトログラード式の曜日表示を配し、12時位置には月と閏年をカウントするインダイアル、6時位置にムーンフェイズを配している。
 さまざまな表示を備えるダイアルは、複数の層で構成された複雑な構造を持つことも特徴だ。サーキュラーブラッシュ仕上げとロジウム加工、アングルポリッシュ仕上げを施したフランジ、マザーオブパールによるカレンダー表示、鮮やかなレマンブルーに彩られたベース、くさび型インデックスなど、ブランド スーパーコピー手作業による仕上げと陰影を楽しむことが可能だ。ムーンフェイズには、アベンチュリンのディスクと18Kイエローゴールドの月を組み合わせ、幻想的な夜空を演出している。

シースルーバックを採用し、内部に収められた自動巻きムーブメントを鑑賞することが可能だ。華やかなピンクゴールド製ローターを備え、さらにジュネーブ・シールを取得している。
 なお、本作の発表を記念し、ロジェ・デュブイは、オマージュタイムピースのオーナーを、世界各地で展開するロジェ・デュブイの直営ブティックへと招待する予定とのこと。対象者には、初代モデルのためにデザインされたオマージュストラップが無料で用意される。

オメガ、マスター クロノメーター認定10周年を祝し、新たなる取り組みを発表!

マスター クロノメーター認定の10周年を祝し、オメガは次なる革新への一歩を踏み出したことを発表した。それは、新たな検査機関「ラボラトワール・ドゥ・プレシジョン(LdP)」の設立であり、これによって科学的アプローチとビッグデータ解析に基づき、腕時計の品質をチェックできるようになる。

オメガがマスター クロノメーター認定を導入したのは、2015年のこと。「グローブマスター」を皮切りに、その潮流は次々と他のコレクションへと伝播し、現在ではほとんどのラインナップがマスター クロノメーター認定を取得するまでに至った。認定モデルには5年間の保証が与えられ、その累計本数は250万本を超える。同社は認定導入からの10年を迎えた今年、次なる革新への一歩を踏み出したことを発表した。そもそもマスター クロノメーター認定とは、どのようなものか? これは、スイス連邦計量・認定局(METAS)との協業による取り組みであり、防水性能や異なるパワーリザーブ残量における精度誤差、温度変化への耐性、1万5000ガウスという非常に強力な磁場への耐性など、あらゆる面から腕時計の性能を検査するものである。精度については、約10日間にわたるテストにおいて、日差0~+5秒以内に収める必要があり、これは従来のクロノメーター認定を超える基準であるだけではなく、ケーシングした状態であることが求められる。https://issuu.com/rasupakopi

オメガが発表した革新への一歩とは、新たな検査機関「ラボラトワール・ドゥ・プレシジョン(LdP)」の設立である。この機関はSAS(the Swiss Accreditation Service:スイス認定サービス)によって正式に認可されており、独立的な検査制度機能を有している。ラボラトワール・ドゥ・プレシジョンでは、マスター クロノメーターのテストだけではなく、オメガが独自に開発した技術によって、業界標準を上回る水準で腕時計の品質を見極めることが可能だ。科学的アプローチとビッグデータ解析に基づく知見から、腕時計の信頼性や性能をさらなる高みへと導く存在となっていくことだろう。

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セイコーウオッチが展開するクレドール、「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2026」への初出展を発表

セイコーウオッチが展開するドレスウオッチブランド、クレドールは、2026年4月14日(火)から4月20日(月)までスイス・ジュネーブで開催される時計見本市「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2026」への初出展を発表した。今回の出展は、1974年に誕生した同ブランドの新たなグローバル展開の一環となる。
クレドールは、2026年4月にスイス・ジュネーブで開催予定の「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2026」への初出展を発表した。
 セイコーウオッチ株式会社が展開するクレドールは、1974年に貴金属を使用した特選腕時計の一種として誕生した。このブランド名は「黄金の頂き」を意味し、ブランドロゴであるクレストマークに3つの星をあしらうことで、「感性」「技術」「技能」を象徴。このロゴに、日本発のドレスウォッチブランドとして、品質と美の頂点を極めるという想いを込めた。
 ブランド誕生50周年を迎えた2024年には、“The Creativity of Artisans(匠たちの探求と豊かなる創造)”というブランドメッセージを新たに標榜し、次なるステージへと歩みを進めている。今回の出展は、節目の年を経て、本ブランドの魅力を海外市場へ向けて本格的に発信する機会となる。
 セイコーウオッチ代表取締役会長兼CEO兼CCOの服部真二はこの初出展の発表に際し、「クレドールが、世界最大の時計rasupakopiの祭典として全世界が注目するウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブに参加することは、私にとっての悲願でした。これまで海外では知る人ぞ知る存在だったクレドールの魅力を、必ずや来場者が認めてくださると確信しています」と語っている。

日本の匠の技、そして美意識が注がれた至高のタイムピースが、クレドールから展開されている。その主力コレクションの一部を紹介しよう。

マイクロアーティスト工房が、ダイアルからムーブメント、外装、最終検査までを一貫して担うMasterpiece Collection(マスターピース コレクション)。代表作の「叡智II」は、世代を超えて受け継ぐことのできる“究極のシンブリシティ”をコンセプトに掲げ、極限まで研ぎ澄まされた佇まいを特徴とする。またその磁器ダイアルには、職人が一点一点手描きでアワーマーカーとロゴを描いている。